2014年5月27日火曜日

α7s・α77Ⅱ・RX100Ⅲ




 そう24日の土曜に銀座のソニービルに毎度のことながら見にいったのである。いつも通りに会場は8FにあるイベントホールOPUS・・・とその前に入口からすぐのショースペースに実機のα77Ⅱが三台鎮座していたので先にここに飛びついた。空いていたからだ。
 
 そういうことであるので、タイトルとは順番を違えてα77Ⅱから始めよう。置かれていた77Ⅱは三台ともレンズキットのDT16-50/2.8 SSMが装着されている。手にと・・・る前に77Ⅱの展示スペースを担当されているソニーの方としばしの会話。その方によると“α77ⅡのAFEOS 7Dとじゃなく1D系と比べて欲しい”とのことで大きく出たという感じだ。とはいえ展示スペースはそれを試すことができる環境ではないのは惜しい。さあ77Ⅱを手に取ってみる。α77を持った時との差は感じられない。TLM機特有の大きさの割に妙に軽い感覚もまったく同じである。さて肝心のAFに移ろう。動体に対する挙動を試すことはできないものの、AFがすこぶる快適であることは実感できた。実際にEOS 1D系に迫れるか否かはおいおいメディアやユーザーのレビューが出てくるだろう。ゾーンAFとジョイスティックによる測距点移動、AF/MFボタンによる切り替えは本格的に動体を撮らないにしても心地よいものだ。なおα99に搭載されているAFレンジコントロールを使うことも可能である。またダイヤルやボタンに対するレスポンスは体感ではα99と同じくらいに思えた。α700よりは少しもたつく印象だが、クイックナビが復活したことを含め使用感は確実に向上していると言えそうである。





 そんな77Ⅱとの邂逅を後にOPUSへと向かう。ちょうどセミナー中であったため、比較的試しやすい状況であった。ただα7sが一台、α77Ⅱが二台、RX100Ⅲが三台と少なく、特に7sはそれなりに待つ必要があった。そこでやはり順番を違えるのだが、RX100Ⅲを先にすることにしよう。いきなり核心だが、RX100Ⅲの良いところはEVFのホップアップ動作と電源のON/OFFが連動している点だ。EVFを引き出せば電源が入り、収納すれば落ちる。ファインダー使用を前提とした場合に理にかなった動作だ。そのEVFの見え具合は十二分に良い。格別像が大きいわけではないが優秀なファインダーと言えそうだ。また新設計となった搭載レンズは広角端の最短撮影距離は短いものの、少しズームするとミラーレス用の標準ズームと同じくらいの撮影距離となる。パースを抑えて近接撮影を行いたい場合には注意が必要である。





 さて最後はα7s。興味の対象が高感度よりもサイレントモードにあるため、そこだけ簡潔に。先後幕電子シャッターとなるサイレントモードによる撮影は限りなく無音に近いと言ってよい。何年か前に頼まれて親戚の結婚式の撮影をしたが、神前結婚式であったため音が響く一眼レフの使用は躊躇われた。おそらく富士フィルムやオリンパスのシャッター音が小さなミラーレスでもかなり厳しい。その時はDMC-LX3が活躍したが、今なら電子シャッターが使えるLUMIX GNikon 1、そしてα7sを選ぶだろう。

 ちなみにα700を秋葉原SCに点検整備に出してきたのである。700の販売終了は2010年の扱いなので、2017年までは部品保持期間だそうだ。その時にもう一度点検に出すつもりでいる。

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